2006年 06月 24日
『こちら側』と『あちら側』 |
読んだ人は直ぐわかるタイトルですね。巷で大流行の
『ウェブ進化論』-本当の大変化はこれから始まる 梅田望夫
これは、おもろい。是非、皆さんにも読んで欲しいです。そういうの苦手、と言う人にこそ。僕もそうだから。1日で読めるから。
通称”スーパーファミリーコンピュータ”とか呼ばれる、どちらかと言えばこの手のエリアに強い学部を卒業したものの、学生時代に”情報処理”とか言う授業で、如何にパソコンが壊れるか、使い勝手が悪いか、思い通りにならないか、と言うことしか学ばなかった僕は、それ以来、基本的にこの世界が大嫌い。ブログやらSNSやらっていうのを始めてみたことだけでも、個人的には大変革。海外進出のおかげ、出なければきっとスカイプすら知らなかったでしょう。そんな身辺の変化も後押しして、ウェブ進化論は、久々に、真面目に興奮を覚えました。
内容は、いたって簡単に整理されているので、逆に言えばその手の世界に疎い人ほど楽しめるのではないかと。何故ならば、なんだそういうことだったのか、と思えるから。よくわかんないんだけど、なんとなく何かあるように感じている人は、すっきりするはず。筆者の整理された物事の切り口は、本当に分かり易い。その際たるものが、『あちら側』と『こちら側』という整理なわけですが、そこらへんも是非、読んでみてください。
強烈に印象に残っているのは(ほとんど導入部でしか無いんですけど)、
1. 『あちら側』、『こちら側』のきり方。
2. Googleの会社理念と、情報共有によるスピードと威力を得た組織論
Googleなんてただの検索サイトじゃないの?なんて思っていたわけですが、そこに勤務している方のこんな言葉は強烈、
『世界政府って言うものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは、全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね。』
。。。。。。。。
グーグルの会社情報の冒頭には、こんな風に書かれています。
『Googleの使命は、Google独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。』(GoogleHPより抜粋)
この一文が意味することの本当の意味、というか、そういうことになっちゃう訳ね、的なことを、梅田さんは、簡単にお話してくれます。それって、物凄いことが起きてるんじゃないの、なんて頭の中の妄想は無限大に広がるような話ばかり。
っていうか、世界中の情報を体系化する、とか、世界政府、とか、そういうことを真面目に追及している集団って、めちゃめちゃかっこいいですよね。それから、組織のマネジメント方法なんていうのも、全く斬新で、ひたすら刺激を受けました。勿論、この方法はどんな組織にも馴染むものではない、ということは筆者も触れているわけですが、良いところは吸収したいもの。
特に、情報の共有という感性については、日々属している組織とは180度違うなぁと言う印象を受けました。面白かったのは、e-mailというのは、情報を隠す為のツールなんだってこと。古典的大企業に勤めるサラリーマン組の皆さんは、身をもって感じる部分多いのではないでしょうか。『このメールは、誰に送るべきかなぁ・・・』なんて、考えていませんか、イチイチ?それです、それ。情報の隠蔽。(猛省。。)
とまあ、この辺が導入で、そこから、ロングテール、Web2.0、ブログの話から、はてなの話まで、色々です。
はっきり言って、僕は早速、梅田ファン。彼が進めるシリコンバレーに住もうプロジェクトに乗っかって、シリコンバレー移住したい。理由は、天気が良さそうだからですが。
そんなわけで、これまで全く関心のなかった、『あちら側』についても、これからはもう少し時間とエネルギーを割いて学んでいく必要があるな、と言う風に感じた次第。
しかし、振り返ると、インターネット到来の時代、1995年は、まさに僕が”スーパーファミリーコンピュータ”のキャンパスでネットスケープに興奮を覚えたり、HPをC言語とかで書いたり(あれ違う言語か?)、っていう時代。そして、グーグルを立ち上げた二人がスタンフォードで学んでいた丁度その頃に、僕もスタンフォードのキャンパスを訪れていたことも知りました。あれからわずか10数年。同じ時間に彼らがなしたことと、僕が成したこと、、、、考えるの止しておきます。。
『ウェブ進化論』-本当の大変化はこれから始まる 梅田望夫
これは、おもろい。是非、皆さんにも読んで欲しいです。そういうの苦手、と言う人にこそ。僕もそうだから。1日で読めるから。
通称”スーパーファミリーコンピュータ”とか呼ばれる、どちらかと言えばこの手のエリアに強い学部を卒業したものの、学生時代に”情報処理”とか言う授業で、如何にパソコンが壊れるか、使い勝手が悪いか、思い通りにならないか、と言うことしか学ばなかった僕は、それ以来、基本的にこの世界が大嫌い。ブログやらSNSやらっていうのを始めてみたことだけでも、個人的には大変革。海外進出のおかげ、出なければきっとスカイプすら知らなかったでしょう。そんな身辺の変化も後押しして、ウェブ進化論は、久々に、真面目に興奮を覚えました。
内容は、いたって簡単に整理されているので、逆に言えばその手の世界に疎い人ほど楽しめるのではないかと。何故ならば、なんだそういうことだったのか、と思えるから。よくわかんないんだけど、なんとなく何かあるように感じている人は、すっきりするはず。筆者の整理された物事の切り口は、本当に分かり易い。その際たるものが、『あちら側』と『こちら側』という整理なわけですが、そこらへんも是非、読んでみてください。
強烈に印象に残っているのは(ほとんど導入部でしか無いんですけど)、
1. 『あちら側』、『こちら側』のきり方。
2. Googleの会社理念と、情報共有によるスピードと威力を得た組織論
Googleなんてただの検索サイトじゃないの?なんて思っていたわけですが、そこに勤務している方のこんな言葉は強烈、
『世界政府って言うものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは、全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね。』
。。。。。。。。
グーグルの会社情報の冒頭には、こんな風に書かれています。
『Googleの使命は、Google独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。』(GoogleHPより抜粋)
この一文が意味することの本当の意味、というか、そういうことになっちゃう訳ね、的なことを、梅田さんは、簡単にお話してくれます。それって、物凄いことが起きてるんじゃないの、なんて頭の中の妄想は無限大に広がるような話ばかり。
っていうか、世界中の情報を体系化する、とか、世界政府、とか、そういうことを真面目に追及している集団って、めちゃめちゃかっこいいですよね。それから、組織のマネジメント方法なんていうのも、全く斬新で、ひたすら刺激を受けました。勿論、この方法はどんな組織にも馴染むものではない、ということは筆者も触れているわけですが、良いところは吸収したいもの。
特に、情報の共有という感性については、日々属している組織とは180度違うなぁと言う印象を受けました。面白かったのは、e-mailというのは、情報を隠す為のツールなんだってこと。古典的大企業に勤めるサラリーマン組の皆さんは、身をもって感じる部分多いのではないでしょうか。『このメールは、誰に送るべきかなぁ・・・』なんて、考えていませんか、イチイチ?それです、それ。情報の隠蔽。(猛省。。)
とまあ、この辺が導入で、そこから、ロングテール、Web2.0、ブログの話から、はてなの話まで、色々です。
はっきり言って、僕は早速、梅田ファン。彼が進めるシリコンバレーに住もうプロジェクトに乗っかって、シリコンバレー移住したい。理由は、天気が良さそうだからですが。
そんなわけで、これまで全く関心のなかった、『あちら側』についても、これからはもう少し時間とエネルギーを割いて学んでいく必要があるな、と言う風に感じた次第。
しかし、振り返ると、インターネット到来の時代、1995年は、まさに僕が”スーパーファミリーコンピュータ”のキャンパスでネットスケープに興奮を覚えたり、HPをC言語とかで書いたり(あれ違う言語か?)、っていう時代。そして、グーグルを立ち上げた二人がスタンフォードで学んでいた丁度その頃に、僕もスタンフォードのキャンパスを訪れていたことも知りました。あれからわずか10数年。同じ時間に彼らがなしたことと、僕が成したこと、、、、考えるの止しておきます。。
by Tomoya_Yasuda
| 2006-06-24 13:06
| LIFE