2005年 10月 03日
スタバのバナナにみる日本人の消費特性 |
最近、スターバックスでバナナ売ってますよね。あれ、なんかおかしい。
おかしいポイントは、あの完熟度。並べてあるバナナ、到底食べごろではない、とても食べられた代物ではない、まだまだ未熟な青バナナ。 先のほうとかまだ青いですよね。 通常、バナナの食べごろといえば、シュガースポットと呼ばれる、黒い斑点が表面に出始めたころ。見た目は悪いですが、甘さはその頃ピークを迎え、はれて食べごろとなるわけです。 スタバで売ってるわけですから、まさか購入後自宅まで持って帰り、数日置いておく、なんてことは想定されていないはず。その場で食すことを前提に置かれていると思われます。
では、何故、青いバナナが並んでいるのでしょう? そのとおり、見た目ですよね。 そもそもバナナがスタバに並ぶようになったのは、色んな理由があるでしょうけど、勿論手軽なスナック代わりという機能もあるでしょうけど、なんとなくアメリカ的なカジュアルさを思わせてくれるようなイメージが大きいのではないでしょうか。 まさか、栄養価がめちゃ高いし、リピーターの健康を気遣っておいてある、なんてことは無いと思われます。 黄色、という色が、スタバの全体のコーディネートからいえば、色合いとして引き締める効果があるとも思われます。 カウンター当たりを写真にとって見たら、その黄色の効果、絞まり具合を理解できるのではないかと思います。
すると、バナナに期待する役割は、ビジュアルなわけですよね。置いてある本数からいっても、売れる絶対てきに利益が目的とは思えない。まして、コーヒーとバナナの愛称が良いなんて聞いたことも無い。 期待している効果は、スタバのブランディングの方なんでしょう。
なので、汚いバナナは置くことが出来ないわけです。カウンターのビジュアルをかっちょ良くすることがバナナの存在意義なのに、そのバナナが一見傷み始め?見たいな奴を置くわけには行かない。鮮度がよさそうな、青臭い感じである必要があるわけです。
食味は若干まずくても、おしゃれであること、なんとなく西海岸的な雰囲気であることが大事なわけです。ファッションのためには、多少はやせ我慢すんのってのは、おしゃれさんの大基本ですよね。
従って、マニラにもスタバがありますが、マニラのスタバではバナナは置いてありません。なぜかといえば、フィリピーノにとって、バナナは極めて日常的なとても安価な食。まして、青いバナナなんてまずいってことも知ってる彼らですから、そんなものを高い金だして買うわけも無いわけです。
こうして雰囲気、気分に消費者っていうのは、対価を払うんですね。 しかも、スタバのバナナ、きっと市場経由卸からって経路なんでしょうが(まさかバイトのお姉さんが近所のスーパーで買ってこないだろう)、明らかに品質があまりよくない。スーパーなんかでは、安売りされている部類に入るバナナなんですね。 スーパーで売ってたら、きっと、みんなそのバナナには手をださないんじゃないかなぁ、なんて。
余計なことを考えたわけです。
おかしいポイントは、あの完熟度。並べてあるバナナ、到底食べごろではない、とても食べられた代物ではない、まだまだ未熟な青バナナ。 先のほうとかまだ青いですよね。 通常、バナナの食べごろといえば、シュガースポットと呼ばれる、黒い斑点が表面に出始めたころ。見た目は悪いですが、甘さはその頃ピークを迎え、はれて食べごろとなるわけです。 スタバで売ってるわけですから、まさか購入後自宅まで持って帰り、数日置いておく、なんてことは想定されていないはず。その場で食すことを前提に置かれていると思われます。
では、何故、青いバナナが並んでいるのでしょう? そのとおり、見た目ですよね。 そもそもバナナがスタバに並ぶようになったのは、色んな理由があるでしょうけど、勿論手軽なスナック代わりという機能もあるでしょうけど、なんとなくアメリカ的なカジュアルさを思わせてくれるようなイメージが大きいのではないでしょうか。 まさか、栄養価がめちゃ高いし、リピーターの健康を気遣っておいてある、なんてことは無いと思われます。 黄色、という色が、スタバの全体のコーディネートからいえば、色合いとして引き締める効果があるとも思われます。 カウンター当たりを写真にとって見たら、その黄色の効果、絞まり具合を理解できるのではないかと思います。
すると、バナナに期待する役割は、ビジュアルなわけですよね。置いてある本数からいっても、売れる絶対てきに利益が目的とは思えない。まして、コーヒーとバナナの愛称が良いなんて聞いたことも無い。 期待している効果は、スタバのブランディングの方なんでしょう。
なので、汚いバナナは置くことが出来ないわけです。カウンターのビジュアルをかっちょ良くすることがバナナの存在意義なのに、そのバナナが一見傷み始め?見たいな奴を置くわけには行かない。鮮度がよさそうな、青臭い感じである必要があるわけです。
食味は若干まずくても、おしゃれであること、なんとなく西海岸的な雰囲気であることが大事なわけです。ファッションのためには、多少はやせ我慢すんのってのは、おしゃれさんの大基本ですよね。
従って、マニラにもスタバがありますが、マニラのスタバではバナナは置いてありません。なぜかといえば、フィリピーノにとって、バナナは極めて日常的なとても安価な食。まして、青いバナナなんてまずいってことも知ってる彼らですから、そんなものを高い金だして買うわけも無いわけです。
こうして雰囲気、気分に消費者っていうのは、対価を払うんですね。 しかも、スタバのバナナ、きっと市場経由卸からって経路なんでしょうが(まさかバイトのお姉さんが近所のスーパーで買ってこないだろう)、明らかに品質があまりよくない。スーパーなんかでは、安売りされている部類に入るバナナなんですね。 スーパーで売ってたら、きっと、みんなそのバナナには手をださないんじゃないかなぁ、なんて。
余計なことを考えたわけです。
by Tomoya_Yasuda
| 2005-10-03 00:49
| バナナのこと